明石吟平の漱石ブログ

漱石文学がなぜ読まれ続けるのか。その謎解きに挑む。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

漱石「最後の挨拶」三四郎篇 補遺

122.漱石「最後の挨拶」三四郎篇・番外篇 総目次 『門』『それから』のついでに本ブログ第1弾『三四郎』および附属各篇の目次もここに再整理しておく。 漱石「最後の挨拶」三四郎篇(1回~12回) 1. 三四郎篇1 『三四郎』112年目の本文改訂(1)――…

漱石「最後の挨拶」それから篇 補遺

121.『それから』 ブログ総目次 ここで「門篇』全37回の前の「それから篇」全20回(総目次込で全21回)にも、遅ればせながら総目次を附さねばならない。漱石「最後の挨拶」それから篇 それから篇1 64.『それから』はじめに――『それから』最大の謎漱石…

漱石「最後の挨拶」門篇 34

120.『門』 ブログ総目次 前回で『門』36回が終了した。目次が最後になるのがブログの特長であろう。今回の目次でひとまず『門』全37回の確定である。細部はともかく、これで漱石の初期3部作が終わったかと思うと、とりあえず安堵の溜息を漏らさざるを…

漱石「最後の挨拶」門篇 33

119.『門』最後の謎 ―― 補遺として「説教する人」 前項で『門』の最後の日を3月20日と比定したが、これは小説の暦を明治43年と限定した場合の話であって、漱石が架空の年度を想定したのであれば、論者としては3月15日くらいを充てたい。勿論その日が…

漱石「最後の挨拶」門篇 32

118.『門』一日一回(10)――『門』目次第22章~第23章(ドラフト版) 第22章 帰宅明治43年1月25日(火)~1月27日(木)(宗助・御米・小六・坂井・坂井の子たち)1回 帰宅~御米と小六の感想~銭湯~同僚の感想~変わらぬ日2回 宗助は坂…

漱石「最後の挨拶」門篇 31

117.『門』一日一回(9)――『門』目次第18章~第21章(ドラフト版) 第18章 山門(1)――出立明治43年1月15日(土)~1月16日(日)(宗助・御米・役所の同僚・釈宜道・老師・居士)1回 『菜根譚』~宗助は禅の知識はないが、心の安寧を求め…

漱石「最後の挨拶」門篇 30

116.『門』一日一回(8)――『門』目次第15章~第17章(ドラフト版) 第15章 大晦日の風景明治42年12月31日(金)(宗助・御米・小六・清・坂井)1回 注連飾~伸餅~坂井への年末の挨拶2回 銭湯へ行く御米と清~夜景を見に行く小六~清は髪結…

漱石「最後の挨拶」門篇 29

115.『門』一日一回(7)――『門』目次第14章(ドラフト版) 第14章 宗助と御米の過去明治42年12月30日(木)(宗助・御米・安井・宗助の父)1回 宗助と御米は仲の好い夫婦~世間の鞭の先に附着する甘い蜜2回 宗助と安井~京大での出逢い3回 眼…

漱石「最後の挨拶」門篇 28

114.『門』一日一回(6)――『門』目次第13章(ドラフト版) 第13章 贖罪明治42年12月30日(木)(宗助・御米・坂井夫婦・坂井の子女・織屋・易者)1回 宗助の不安は御米の回復では解消されない~悲劇はまたいつでも繰り返し得る2回 甲州の織屋…

漱石「最後の挨拶」門篇 27

113.『門』一日一回(5)――『門』目次第10章~第12章(ドラフト版) 第10章 小六の話明治42年12月上旬~中旬(宗助・御米・小六)1回 小六から聞く安之助の事業の話~鰹舟からエレクトロニクス印刷術へ2回 小六の飲酒疑惑~御米の不安は小六の…