明石吟平の漱石ブログ

漱石文学がなぜ読まれ続けるのか。その謎解きに挑む。

漱石「最後の挨拶」三四郎篇 41

43.『三四郎』目次(2)―― 第5章~第9章(ドラフト版)


(前項よりつづく)

第5章 ストレイシープ
11月9日(土)~11月10日(日)
(よし子・野々宮・美禰子・広田先生・与次郎)
1回 よし子の水彩画
2回 野々宮と里見の関係を聞き取り調査
3回 よし子の奇妙な理屈
4回 菊人形の日曜日
5回 空中飛行器事件
6回 迷子の7つの女の子
7回 「何所か静かな所はないでしょうか」
8回 「重い事。大理石(マーブル)の様に見えます」
9回 御貰いをしない乞食~責任を逃れたがる人
10回 「私そんなに生意気に見えますか」

第6章 偉大なる暗闇
11月13日(水)~11月14日(木)
(与次郎・広田先生・美禰子・よし子・同級生懇親会出席者)(野々宮)
1回 偉大なる暗闇
2回 文芸時評
3回 美禰子の絵端書
4回 落ち着いていて乱暴
5回 イブセンの女
6回 「女は恐ろしいものだよ」
7回 同級生懇親会
8回 ダーターファブラ
9回 運動会
10回 計測掛
11回 「あんな所に……」
12回 「あなたは又何であんな所に跼がんで入らしったの」
13回 下宿が汚ければ汚い程尊敬しなくってはならない

第7章 広田先生の御談義
11月20日(水)頃
(広田の家の婆さん・広田先生・与次郎・原口)(美禰子)(母の手紙)
1回 広田先生を訪ねる
2回 広田先生の御談義
3回 昔の偽善家、今の露悪家
4回 原口登場~文芸家懇親会への誘い
5回 新年の丹青会の予定~団扇を翳す女
6回 蕎麦屋の噂話~広田先生と零余子

第8章 丹青会の午後
11月4日(月)・11月15日(金)~11月29日(金)
(与次郎・広田先生・美禰子・原口・野々宮)(母の手紙・御光)
1回 与次郎の馬券
2回 与次郎の錬金術~金は美禰子の懐に在り
3回 与次郎の画策~広田先生を東大へ
4回 三四郎の己惚~妄想・金を貸す美禰子の10態
5回 鏡の中の対面~「とうとう入らしった」
6回 索引の付いている人の心さえ当ててみようとしない
7回 銀行~30円~丹青会の招待状~高等モデル
8回 展覧会の絵
9回 美禰子の耳打ち事件
10回 上野の森~大きな杉の木の下での雨宿り

第9章 四丁目の夕暮
12月初め
(与次郎・広田先生・野々宮・原口・美禰子・よし子)(母の手紙・御光)
1回 文芸家懇親会(精養軒の会)
2回 光線の圧力
3回 自然界にも自然派と浪漫派が
4回 臨時の仕送り
5回 与次郎の説教~「だから何時迄も借りて置いてやれと云ったのに」
6回 洋品店での冬物シャツとヘリオトロープ
7回 美禰子の伝言(文芸協会の演芸会)とよし子の縁談
8回 仕送りの金を野々宮より受け取る~母の長い手紙
9回 近所の火事~運命の赤い炎

(この項つづく)