明石吟平の漱石ブログ

漱石文学がなぜ読まれ続けるのか。その謎解きに挑む。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

漱石「最後の挨拶」門篇 26

112.『門』一日一回(4)――『門』目次第7章~第9章(ドラフト版) 第7章 手文庫事件明治42年11月25日(木)~11月26日(金)(宗助・御米・清・坂井の下女・仲働・坂井の女の子・坂井)1回 店子の話~本多という老夫婦~大家の話~ピアノとブ…

漱石「最後の挨拶」門篇 25

111.『門』一日一回(3)――『門』目次第5章~第6章(ドラフト版) 第5章 歯医者明治42年11月6日(土)(宗助・御米・叔母・歯医者)1回 宗助の出勤中に叔母が来訪~安之助の鰹舟石油発動機2回 宗助歯医者へ行く3回 歯科処置室にて4回 神戸の養…

漱石「最後の挨拶」門篇 24

110.『門』一日一回(2)――『門』目次第4章(ドラフト版) 第4章 宗助の過去明治42年11月2日(火)~11月4日(木)(宗助・御米・小六・父・佐伯・叔母・安之助・杉原)1回 佐伯の叔母からの手紙~安之助は神戸へ行っていた。2回 この夫婦~兄…

漱石「最後の挨拶」門篇 23

109.『門』一日一回(1)――『門』目次第1章~第3章(ドラフト版) 漱石は胃の不調もあったが、『門』をほぼ一日一回のペースで執筆した。その意味で『門』は『明暗』の魁となる小説である。『門』と『明暗』は似ている。この2作は、『彼岸過迄』『行人』…