明石吟平の漱石ブログ

漱石文学がなぜ読まれ続けるのか。その謎解きに挑む。

2021-08-03から1日間の記事一覧

漱石「最後の挨拶」行人篇 6

173.『友達』(6)――不可解な物語の始まり 漱石の本領は文章のテニヲハにあるのではない。アガサクリスティの小説が慟哭の文学であるという意味で、漱石の小説もまた、どこを斬っても漱石の血が流れ出す。物語の中の不可解な部分を探ってみても、それを感じ…